わずか4割という書類選考をパスするための職務経歴書とは

転職の第一関門ともいえる書類選考。履歴書や職務経歴書を提出すれば、多くは「通過できる」と思っている人もいますが、実際に半数以上の6~7割はここで落とされてしまいます。つまり書類選考をパスできるのは、どんなに多く見積もっても4割程度にすぎません。

せっかく応募しても会ってももらえない。当たり前ですがこれでは転職活動は上手くいかないものです。書類選考で重視されるのは職務経歴書です。書類選考で落とされる原因はいくつか考えられますが、応募企業が求める内容がきちんと書き記されていないことも一因。そこで、ここではプロジェクトマネージャーを例にとり、職務経歴書作成のコツをお伝えいたします。


採用担当者にアピールする「職務経歴書」の5つのポイント

企業の人事部や求人を出している事業部の選考権限者にあなたの職務経歴書をまず読んでもらうこと、次に相手が知りたいことがきちんと書かれていること、そして「会ってみたい」と思ってもらうことが重要です。一般的にIT系技術者を選考するポイントは、「IT」「マネジメント」「業務知識」「規模」「顧客」の5つが挙げられます。なかでも、プロジェクトマネージャーとしては、実績や能力などが選考のポイントになります。職種や経験年数によって、5つのポイントのウェイトが違うのでそれを考慮して記述します。

IT

どういった技術を使用してきたかという説明を書きます。
開発環境はUNIXなのか、それともWindowsなのか、そして使用した開発言語は何であるか、データベースにはどう関わっていたかなどを記載します。

マネジメント

プロジェクトマネージャーとしての経験を明記します。その際、メンバーの人数はもとより、携わったプロジェクトの内容や実際の業務内容を書きます。例えば「顧客への提案からリスク管理、進捗管理、品質管理、スコープ管理などを主に経験しております」など。さらに、プロジェクト推進のためにメンバーとの円滑なコミュニケーションやモチベーション・マネジメントに注力したなど、プロジェクトマネージャーとして果たした役割を明記してアピールしましょう。

業務知識

SI企業などに転職される場合は特に重要な要素です。顧客の業務にどれだけ強いかということです。顧客の属する業界知識や会計や人事、生産管理や金融機関の勘定業務などの業務知識を指します。

規模

プロジェクトの開発人員数や期間などです。採用企業は入社した場合に予想されるプロジェクトの規模や期間と同様の経験を求める傾向にあります。これも重要な選考要素です。

顧客

IT業界は重層構造です。システムの枝葉末節の一部分を請け負っている場合などは顧客との接点のない仕事もありえます。エンドユーザーにどう接していたかも重要なポイントです。


キャリア別レジュメ作成パターン

キャリアチェンジをしているケース

【職歴詳細】の時系列を現在からにする事によって、直近の経験と専門性をより効果的にアピールします。

キャリアが一貫しているケース

職務経歴が一貫している場合は、【職務略歴】・【専門分野】を記述する必要はありません。また【職歴詳細】の時系列を過去からする事によって、蓄積された経験をより効果的にアピールします。

経験不足を補うケース

【習得分野】を文頭に記述する事によって、経験不足な面を効果的に補います。

転職/転籍が多いケース

【職歴略歴】/ 【専門分野】を記述する事によって、昇進/社内移動/転籍等の社内外の動きを明確にします。また志望企業に沿った専門性を盛込むとより効果的にアピールします。


職務経歴書の作成見本(サンプル)

  1. プロジェクトマネージャー(IT)
  2. 回路設計エンジニア