経済産業省が推し進めるクールジャパン戦略において、 コンテンツ産業のなかでも中核を担っている日本のゲーム業界。 その中でもオンラインゲーム業界はデバイスおよび通信技術の目まぐるしい 発展と共に大きな変化を遂げています。

ゲーム業界の動向

日本のゲーム産業は、経済産業省が推し進めるクールジャパン戦略において、コンテンツ産業のなかでも中核を担っています。これより、ゲーム産業が国内産業発展の中で重要視されているのは言うまでもありません。

日本のゲーム業界は、1970年代後半に発売された本体・ソフト一体型のアーケードゲーム機に始まり、家庭用ゲーム機、カートリッジ式携帯型ゲーム機と次々と進化を遂げ、領域を広げてきました。
1990年代には電話線をゲーム機本体に差込み楽しむオンラインゲームが普及し始め、2000年代初期には、回線の更なる高速化とPCの低価格化がその人気を後押ししました。
現在では、携帯電話・スマートフォン・タブレットといったデバイスの軽量・小型化、精度向上、そしてさらなる通信の高速化に伴う表現性の向上により、時間や場所に拘束されずにゲームを楽しめることが当たり前の時代になりました。

近年のゲーム業界は、「デバイスおよび通信技術」の目まぐるしい発展と共に大きな変化を遂げているのです。


興隆するオンラインゲーム業界

家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機などが代表とされるいわゆる「従来のゲーム」は、ハードウェアとソフトウェアの高い互換性が生み出す「リッチなゲーム」をメインな商品としていました。現在では、これらの商品の売り上げが過去のような伸びをみせられておりません。
そんな中、デバイスと通信体制の進化により、プレーヤーのニーズが変化し、クオリティは従来のものに満たないまでも、ゲームの選択肢が増え、時間・場所を問わずに楽しめるゲームにより注目が集まるようになりました。強化され続ける通信体制とこの業界傾向は、より高度なオンラインゲームの将来的登場を示唆しており、オンラインゲーム業界の新たな分野としての更なる発展が見込まれるといえるでしょう。二人で別の場所にいながら、気軽に、全く異種であるデバイスを通じて従来の家庭用ゲームで行っていたようなリッチなオンライン対戦ゲームをしたり、オンラインカードゲームをしたりすることが実現可能になる時代がもうすぐそこまで来ているといえます。


求められる人財

高度な技術力・専門性を要することが重要なのはいうまでもありません。
しかしながら、技術的に有能というだけでは、近年のオンラインゲーム業界で活躍するには十分でないといえるでしょう。
デバイスとインフラの進化が著しく、変化が激しい業界に柔軟に適応しつづけることができる「生き残れる人材」がまさに求められているといえます。
昨日あったスタンダードが、明日のスタンダードであるとは限りません。物事を一方面からしかとらえられず、今までの方法に固執していては、時代の流れに取り残されてしまいます。
つまり、多くのアスペクトから、特にユーザー視点から、時代のニーズにあったゲームのあり方をとらえることのできる能力が重要といえるでしょう。
又、自分に何ができるのかを把握し、いつも「なぜ」という気持ちを常に持ち続け、プレーヤーの心内にあるニーズを引きだし、提案し続けることができることが重要です。
そして、先見の明を持ち、時代を大きく捉え、10年後に予測される時代のために今できることを考えることができる人が求められてくるでしょう。