世界からも信頼される日本の高品質・高精度な製造装置

かつて世界をリードしていた日本の製造業が、いまや中国や韓国といった新興国の追い上げを受け、いずれも厳しい状況にあるのはご存じの通りです。ところが、これら新興国のメーカーにおいても、工場の製造装置に関しては高品質・高精度な日本製に頼っているという現状があります。

またiPhoneの塗装に、日本企業の開発した塗装技術が採用されるなど、国内外におけるものづくりの現場を「オンリーワン」の技術で支える製造装置メーカーは少なくありません。

経済産業省によりニッチ分野において高いシェアを確保し、良好な経営を実践している企業が「グローバルニッチトップ企業100選」として選定され、注目を集めています。弊社においても、ポケットティッシュの自動包装機を製造するメーカー、食品や製薬工場向けの画像検査システムを提供するメーカーなどをはじめ、特定分野におけるリーデングカンパニーからの採用案件が増加する傾向にあります。

グローバルニッチ企業100選
(経済産業省)

国際展開に優れ、日本経済のけん引役として実績がある「グローバルニッチトップ企業 100選」を経済産業省が選定。いずれも、①世界シェアと利益の両立、②独創性と自立性、③代替リスクへの対処、④世界シェアの持続性に優れる。機械・加 工部門では、即席麺製造ラインや商業用オフセット印刷機及び証券(紙幣)印刷機業、半導体樹脂封止精密金型や装置といった製造装置企業が多数選出されてい る。

人材が不足しているエンジニアの転職は年齢が不問のケースも

成熟した産業においては企業間の価格競争が激しく、コスト削減が人件費にまで跳ねかえってくるという問題があります。つまり、それだけ中途採用におけるハードルが高いということです。逆に製造装置業界で高いシェアを持つニッチ企業の場合は、将来的に安定して働けるというメリットがあります。

競争の激しい企業がコストや納期に追われることと比較して、エンジニアとして満足のいくレベルで製品開発を行える環境も魅力でしょう。大手メーカーでは、事業部の閉鎖/縮小によりエンジニアが管理部門や営業部門に回される例が珍しくありませんが、経営が安定しているニッチ企業ではこのようなリスクもありません。

加えて、ニッチ企業の多くは企業の規模や業界におけるシェアに比較して比較的知名度が低いことから人材の確保に力を入れており、転職にあたり好条件が提示されることも。特に人材が不足している電機制御設計や機械設計のエンジニアに関しては、業界における経験が不問であったり、実力があれば年齢に関係なく採用するといった事例が増えています。長く続いている企業においては、外部から新しい風を入れるため、わざと違う業界のエンジニアを積極的に採用する事例さえあります。他の業界と異なり大量募集はありませんが、通年でいい人材を探している点も特徴でしょうか。


技術力をベースに英語力がプラス評価に

製造装置業界のボリュームゾーンは、20代後半から30代前半にかけての年収450~650万円といった範囲ですが、今年に入ってから相次いで40歳以上のエンジニアに対するオファーが増加しています。豊富な経験持つ50代の方や、年収700万円以上の給与を希望する方に対して「ぜひ会いたい」という話が来たこともあり、交渉の幅が広がっていることは間違いないでしょう。

ちなみに、あくまで技術力が評価の基本ですが、英語力はやはり大きなプラス要素となります。

また同じ業種のメーカーであっても会社ごとに独特の業務フローを採用しているケースが多く、これらのノウハウを素早く吸収したうえで、業務改善に繋げられ る提案を実施できる人材が求められている印象です。逆にいえば、自らの提案によりリーダーシップを取れる環境だといえます。

自分の技術を活かして、企業の事業拡大や海外進出プロジェクトに主体的に携わってみたいという方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

製造装置業界の求人動向